千鳥ヶ池は緑に囲まれ、直ぐ近くは千鳥運動公園、千鳥小学校もあり、さらに周りは遊歩道となっており、まさに自然のビオトープと言っても良い環境にあります。
しかし、流入の川も無く、雨水といくらかの湧水で水量が保たれている状態です。
ただ、水は濁った状態で透明度が低く、最近はフナの成魚が死んでいるのをよく見かけます。
そこで、ぐりんぐりん古賀のメンバーで、水質調査を実施しました
≪千鳥ヶ池・・茶褐色の濁りあり≫
≪簡易パックテスト≫
水質測定結果
測定項目 |
千鳥ヶ池 (排水口付近) 5/15 測定(晴れ) 気温25.0℃ 水温22℃) |
千鳥ヶ池 (葦の根元付近) 5/17 測定(曇り) 気温22℃ 水温21℃ |
単 位 |
COD(科学的酸素消費量) |
8.0.以上 |
8.0.以上 |
㎎/ℓ |
アンモニア |
0.5 |
0 |
ppm |
硝酸態窒素(NO3-N) |
0.0(検出無し) |
検査せず |
ppm |
リン酸イオン態リン |
0.1 |
検査せず |
ppm |
亜硝酸態窒素 |
0.0 |
検査せず |
ppm |
考察
1.千鳥ヶ池のCOD値が8.0以上は、特に魚等には厳しい条件。
2.排水口付近と葦の根元付近でのCOD値に差は見られなかった。
(葦の根元付近は、ヒメタヌキモ等があり、水中酸素量が幾分多いのではと思ったが)
3.池内の有機物などが分解される時、消費される酸素量が多いのでは。
4.時期的に流入や湧水が少ないのも大きな要因と考えられる。
5.これから夏場に向かい、「ヒシ」の繁殖時期となり、水中植物の光合成に影響し、酸素の供給が減少する要因となり
得るのでは。
6.これから梅雨で雨量が増せば、当面水の浄化は進むと思われる。
7.恒久的な池の浄化は必要と考えられるが、具体策は今後の課題。