
3月7日の土曜日に開催した「アライグマまるごと勉強会&試食会」。
おかげさまで、大盛況のうちに無事終了いたしました!
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
当日の様子と、ちょっとした裏話をご報告いたします。
■ 参加動機はまさかの「お肉を食べたい!」

午前10時の開幕とともに、まずはアライグマの生態や、現在起きている獣害の現状に関する基礎知識の解説からスタートしました。
その際、皆さんに今回のイベントへの「参加動機」をお伺いしてみたのですが、ほとんどの方から「アライグマの肉を食べてみたかったから」という、なんとも素直なお言葉をいただきました。
「アライグマの被害防除の勉強会なのに、みんなで肉を食べる意味はあるのか?」
と疑問に思われる方もいるかもしれません。
しかし、人間という生き物は「欲求」がないと中々行動に移せないもの。
そこで、まずは「アライグマ肉の味を知りたい」というシンプルな食欲に訴えかけ、そこからアライグマという動物そのものに興味を持ってもらう。
そうやって関心を持つ人口を増やし、ゆくゆくは被害防除に向けた実際の捕獲活動に参加してくれる仲間を増やしていく。
行動経済学でいう、いわゆる「ナッジ手法」でアライグマ被害防除活動を進めていこうというのが、私たちの考える試みです。
今回、「お肉が食べてみたいから」という動機で参加された方が多かったということは、ある意味でこの作戦が成功した‥‥と、言えるではないでしょうか。
■ 猟場見回りは中止…
講義終了後、本来であれば実際に罠を設置している猟場の見回りを行う予定だったのですが。
前々日からの大雨の影響で猟場の状況が悪化しており、安全面を考慮して泣く泣く中止といたしました。
■ アライグマ1匹丸ごと解体

その代わりと言ってはなんですが、今回はアライグマ肉に加え、サプライズで「20kgのイノシシの骨付き半身」をご用意しました!
幸いこの日は天気に恵まれたため、外で炭火をおこしながら、皆さんと一緒に解体作業を実施しました。
最初は「骨付きの生々しいお肉を見てドン引きされないかな…」と不安でしたが、予想に反して大好評。
特に若い参加者の方々が目を輝かせながら、積極的に解体に参加してくれました。

■ アライグマのシチュー vs イノシシの炭火焼き

さて、肝心のお料理です。
この日のアライグマ料理は、サツマイモと一緒にコトコト煮込んだ特製シチュー。
アライグマの原産地である北米では、アライグマはよくサツマイモと一緒に調理されます。
アライグマは個体によってクセがあるのですが、この個体は嫌な臭いもなく、「美味しい!」と皆さんから大変評判でした。

……が、正直に言いましょう。 今回に限って言えば、イノシシの方が美味しかった(笑)。
今回のジビエは、岡垣町にあるジビエ料理&解体施設「べんけい」様から、特別に譲っていただいたお肉です。
そこの店長、永山様から「このイノシシは特上ですよ!」と太鼓判を押されたイノシシ肉。
う~む、確かに美味い。
程よい脂のノリと肉の柔らかさ。
臭みも無く、同調理してもうまい。
それを炭火でふんわりと焼き上げたのだから、たまりません。
こちらはあっという間に「即完売」の状況でした。
■ 今後について
さて、今回のアライグマ勉強会はこれにて終了となりますが、この活動は今後も継続して行っていく予定です。
また今年は、獣害対策といった文脈だけでなく、純粋に「美味しいジビエの魅力を広めること」を目的とした試食会や、解体体験などのイベントもどんどん企画していきます。
今回のお話で少しでもジビエや狩猟に興味を持っていただけた方は、ぜひFacebookをフォローしてお待ちいただけましたら幸いです!