2012年の調査で、薬王寺のビオトープがカスミサンショウウオ(環境省絶滅危惧種Ⅱ類)とニホンアカガエル(福岡県絶滅危惧種Ⅱ類)の産卵場所になっていることが分かり、12月1日に自然環境部会で保全活動をしました。
外来種のセイダカアワダチソウ、アレチハナガサを除去し、また、昆虫や水草などの動植物に被害を与えるアメリカザリガニの抜け殻が見つかったので捜索しましたが、当日は見つかりませんでした。その後、周りの倒木等を整理して保全活動を終了しました。
また、2013年2月11日と2月16日、産卵状況の調査を再度行いました。11日の調査で新たにニホンヒキガエル(福岡県絶滅危惧種Ⅱ類)の卵のうを発見、ニホンアカガエルの卵塊を確認し、16日の調査ではカスミサンショウウオの卵のうとニホンアカガエルの孵化を確認しました。
このビオトープは、両生類の貴重な産卵地になっていることが分かりましたので、今後も保全活動を続けていきたいと思います。