千鳥ヶ池水質調査を行いました(H25.5.15~5.17)

2013.06.7

千鳥ヶ池は緑に囲まれ、直ぐ近くは千鳥運動公園、千鳥小学校もあり、さらに周りは遊歩道となっており、まさに自然のビオトープと言っても良い環境にあります。

しかし、流入の川も無く、雨水といくらかの湧水で水量が保たれている状態です。

ただ、水は濁った状態で透明度が低く、最近はフナの成魚が死んでいるのをよく見かけます。

そこで、ぐりんぐりん古賀のメンバーで、水質調査を実施しました

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≪千鳥ヶ池・・茶褐色の濁りあり≫

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≪簡易パックテスト≫

 水質測定結果

測定項目

千鳥ヶ池

(排水口付近)

5/15  測定(晴れ)

気温25.0℃

水温22℃)

千鳥ヶ池

(葦の根元付近)

5/17 測定(曇り)

気温22℃

水温21℃

単 位

   COD(科学的酸素消費量)

8.0.以上

8.0.以上

㎎/ℓ

   アンモニア

0.5

0

ppm

   硝酸態窒素(NO3-N)

0.0(検出無し)

検査せず

ppm

   リン酸イオン態リン

0.1

検査せず

ppm

   亜硝酸態窒素

0.0

検査せず

ppm

 

考察

1.千鳥ヶ池のCOD値が8.0以上は、特に魚等には厳しい条件。

2.排水口付近と葦の根元付近でのCOD値に差は見られなかった。

(葦の根元付近は、ヒメタヌキモ等があり、水中酸素量が幾分多いのではと思ったが)

3.池内の有機物などが分解される時、消費される酸素量が多いのでは。

4.時期的に流入や湧水が少ないのも大きな要因と考えられる。

5.これから夏場に向かい、「ヒシ」の繁殖時期となり、水中植物の光合成に影響し、酸素の供給が減少する要因となり
得るのでは。

6.これから梅雨で雨量が増せば、当面水の浄化は進むと思われる。

7.恒久的な池の浄化は必要と考えられるが、具体策は今後の課題。

 




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